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異分野の学生が「医療的ケア児(者)の課題解決ハッカソン」に挑戦

2026年8月4日(火)、東京未来大学において、「医療的ケア児(者)の課題解決ハッカソン2026」を開催しました。ハッカソンとは、参加者がチームを組み、それぞれの知識や技術、アイデアを持ち寄りながら、限られた時間の中で課題の解決策を考え、具体的な形にしていく取り組みです。今回のハッカソンでは、「医療的ケア児・者の生活をより豊かにするために何ができるか」をテーマに、異なる専門分野を学ぶ学生たちが課題解決に取り組みました。

本企画は、東京未来大学 小谷博子ゼミ、東京電機大学未来科学部 桑名研究室、東京電機大学理工学部 荒船研究室との連携により実施したもので、東京未来大学、東京電機大学に加え、東京大学からも学生が参加。心理・保育・教育、工学など異なる分野を学ぶ学生たちが、大学や専門分野の垣根を越えてチームを組み、医療的ケアを必要とする子どもや成人の方々が、より安心して豊かに生活するために何ができるのかを考えました。

当日は、医療的ケア児・者の生活や支援について学んだ後、参加者一人ひとりが支援につながるアイデアを提案。その後、アイデアをもとにチームを編成し、それぞれの専門性や視点を持ち寄りながら、具体的なプロダクトへと発展させていきました。

当事者・家族・支援者の「こえ」から考える
今回のハッカソンで特に大切にしたのが、医療的ケアの当事者やご家族、日頃からケアに携わる専門職の方々との対話です。当日は、心身障害児総合医療療育センターの小崎慶介先生(医師)、足立区教育委員会の天野直子様(看護師)、生活介護事業所らっこかんの黒川冬喜子様(看護師)をお招きし、医療的ケア児・者の生活や支援の実際について、それぞれの専門的な立場からお話しいただきました。

また、人工呼吸器を使用しながら生活されている医療的ケア当事者とそのご家族にもご参加いただき、日々の生活の中で感じている困りごとや必要としている支援について、学生たちが直接お話を伺う機会も設けました。こうした専門職、当事者・ご家族との対話を通して、学生たちは「支援する側」の視点だけでは気づくことのできないニーズに触れ、自分たちのアイデアを改めて見つめ直すこととなりました。実際に、当事者やご家族のお話をきっかけに、それまで検討していたプロダクトの方向性を変更したチームもあり、当事者の「こえ」を起点として課題を捉えることの大切さを実感する機会となりました。

専門分野を越えて、アイデアを「かたち」に
ハッカソンでは、心理・保育など、人の生活や発達、支援について学ぶ学生と、工学など、技術を用いて課題解決に取り組む学生が、それぞれの専門性や発想を持ち寄りました。
異なる専門分野の学生同士が一つの課題について議論し、当事者・家族・専門職の声を聞きながら試行錯誤を重ねることで、一つの専門領域だけでは生まれにくい新たなアイデアが生まれていきました。最後には、各チームが考案したプロダクトについて成果発表を行い、専門家の皆様から講評と、今後の発展につながる貴重な助言をいただきました。

今回の取り組みは、医療的ケア児・者の支援において、医療・福祉・教育・心理・工学など多様な分野が連携すること、そして何より、当事者やご家族の「こえ」を起点として課題を考えることの重要性を、学生たちが実践を通して学ぶ機会となりました。

東京未来大学では、今後も大学や専門分野の垣根を越え、学生が地域や社会の方々と出会い、実際の課題に向き合いながら、多様な人々とともに学び、考える機会を大切にしてまいります。ご参加、ご協力いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。

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