心理学には、国家資格の公認心理師や精神保健福祉士、社会福祉士をはじめ、様々な民間資格があります。

しかし、資格の種類も多数あるため、どの資格を取得すればよいのか分からないと悩んでいる方もいるでしょう。

本記事では、心理学に関連する資格選びに失敗しないコツに触れながら、おすすめの資格を7つ紹介します。

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心理学に関連する知識はあらゆるシーンで需要がある

近年、学校や職場、日常生活といったあらゆるシーンで心理的なストレスを感じてしまい、精神的に苦痛や問題を抱える人が増えている傾向があります。

厚生労働省によると精神疾患を抱えている総患者数は約614万人(令和2年)と、平成14年以降の記録の中でも最も患者数が多かったという記録があります。

メンタルケアを求めている患者数が増えており、心理学の知識を習得している人材が求められています。

また、心理学の知識は、企業ではマーケティングや部下のモチベーション管理、教育機関では講師やコーチングなどあらゆる仕事に活かせます。

そのため、医療現場だけではなく、企業内や教育機関でのカウンセラーなど幅広いフィールドで活躍できるでしょう。

心理学に関連するおすすめの資格7選

ここでは、心理学に関連するおすすめの7つの資格を比較しましょう。

7つの資格は、国家資格と民間資格の2つに分類されます。

資格の種類資格名
国家資格①:公認心理師
②:精神保健福祉士
③:社会福祉士
民間資格④:臨床心理士
⑤:学校心理士
⑥:認定心理士
⑦:メンタルケアカウンセラー®

国家資格とは法律に基づき、国が認定する資格です。資格取得により、社会的な地位が保証され、信頼を獲得できるメリットがあります。

民間資格とは国ではなく、社団法人や財団法人などの民間団体が受験生に対して一定の知識や能力があることを認定する資格です。

ここでは、おすすめの7つの資格について詳しくみていきましょう。

①:公認心理師

公認心理師は国家資格です。資格を取得すると、以下のような様々な業務を行えるようになります。

・心理面接(カウンセリング)

・心理査定(アセスメント)

・心の健康に関する情報提供

相談者とのカウンセリングを通じてアドバイスや指導を行い、問題解決まで導きます。

心理査定(アセスメント)とは、相談者について知能や心理特性など多角的な視点から「一体どういう人なんだろう?」と考察するプロセスです。

相談者に適切なサポートの方針を決定するために行います。

仕事先としては児童相談所や児童福祉施設、教育センター、保健所、精神科、少年院などがあり、さまざまな現場で活躍できる資格といえます。

公認心理師の資格を取得するためには、大学と大学院で一定数以上の科目を履修した後に試験に合格する必要があります。

第8回公認心理師試験の合格率は66.9%でした。

公認心理師の仕事内容や適正、学び方などの詳細は、以下の記事をご覧ください。

②:精神保健福祉士

精神保健福祉士とは精神疾患を抱えた患者およびその家族を対象に、社会復帰を目指したアドバイスや指導などを行うメンタルヘルスの専門家です。

生活課題の解決や社会復帰などのサポートを通して、日常生活への適応に向けた訓練などを行います。

患者の生活をより有意義なものに変えるためには、目標達成に向けて計画を立てる能力が必要になり、精神保健福祉士としての知識を習得しなければなりません。

精神保健福祉士の知識を習得するためには、大学や短期大学などで特定の科目を履修した後に、精神保健福祉士の試験に合格する必要があります。

第27回精神保健福祉士国家試験の合格率は70.7%でした。

③:社会福祉士

社会福祉士は精神的な障害や環境的な理由で日常生活を営むことが難しい人を対象に、福祉に関する相談やアドバイス、指導を行います。

福祉サービスの提供者や医師、その他の保健医療サービス提供者との連絡や調整も行うため、専門的な知識だけではなく、サービス提供者との連絡や調整を行う管理能力も求められるでしょう。

また、社会福祉士になるためには、大学や短期大学、専門学校で特定の科目を履修した後に社会福祉士の国家試験を受ける必要があります。

第37回社会福祉士国家試験の合格率は56.3%でした。

④:臨床心理士

臨床心理士は臨床心理学における専門的な知識や技術を活かして、心の問題に寄り添う専門家です。

公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格であり、メンタルヘルスに関する代表的な資格として高い人気を集めています。

認定を受けることで、相談者に対しカウンセリングや様々な心理療法を用いて心の問題を解決に導く、心理カウンセラーとして幅広いフィールドで活躍できるようになります。

活躍できるフィールドの具体例は以下のとおりです。

・教育機関:生徒との面談や、保護者・教員に対する助言および指導

・医療機関:精神科や心療内科などに通院する患者への心のケア

・福祉分野:発達障害のある子どもやDV被害者、高齢者などへの心理的サポート

臨床心理士になるためには心理学の知識だけではなく、臨床心理士の業務や法律などの知識も必要になります。

知識を習得し、臨床心理士になるためには、指定の大学院で所定の課程を修了し、試験に合格しなければなりません。

2024年の試験の合格率は66.1%でした。

臨床心理士の概要や資格取得のために必要なことなどは、以下の記事をご覧ください。

⑤:学校心理士

学校心理士とは学校などの教育機関で子ども自身はもちろん、保護者や教師、学校そのものに対し、心理教育の援助サービスを担う専門家です。

一般社団法人 学校心理士認定運営機構が認定する民間資格です。

現在の教育現場では、いじめや高校中退、非行、学級崩壊など複雑化する問題への対応が求められます。

加えて、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)など、障害のある子どもの望ましい発達を促進させることが教育の責務であるため、子ども一人ひとりの学び方や支援方法に合う環境の整備も求められます。

複雑化する問題への対応や教育環境の整備を進める上で、学校心理士は生徒や教員に対し心理教育的援助サービスを行うことを役割としており、将来こういった教育現場では学校心理士のニーズが高くなると推測されます。

教育現場で働きたいと考えている人におすすめの資格といえるでしょう。

学校心理士の資格を取得するためには、大学院で所定の科目を履修した後に試験に合格する必要があります。

⑥:認定心理士

認定心理士は心理学の専門家として仕事を請け負うために必要な基礎学力と技術を学習したことを認定する資格です。

公益社団法人 日本心理学会が認定する民間資格の1つです。

大学で心理調査に関連する専門科目を履修した場合に資格を取得できるため、試験を受験する必要はありません。

認定心理士資格取得までの流れやメリットなどは、以下の記事をご覧ください。

⑦:メンタルケアカウンセラー®

メンタルケアカウンセラー®はメンタルケア学術学会が認定する通信課程で取得できる資格です。

通信課程では心理学やカウンセリング、メンタルヘルスに関する分野を学習できます。

カウンセリングの方法や必要性についても学習できるため、メンタルケアを初めて学習する人におすすめの資格です。

心理学に関連する資格を取得する方法

心理学に関連する資格によって試験の受験資格が異なります。

そのため、資格の受験条件を事前に確認し、適切な方法を選択しなければなりません。

資格を取得する方法は主に以下の2つです。

①:大学に進学する

心理学に関連する資格には、大学や大学院、短大などで所定の科目を履修することを受験条件として提示しているケースがあります。

たとえば、国家資格の公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士は大学または大学院で所定の科目を履修し、試験に合格しなければ資格を取得できません。

大学によって取得できる資格は様々です。取得したい資格があれば、その資格を取得できる大学かどうかを事前にチェックしておきましょう。

大学では医療機関や教育機関で実習を行っているケースがあるため、実践的に学べる点が魅力です。

②:通信講座を活用する

通信講座を活用して資格取得を目指す方法もあります。

たとえば、メンタルケアカウンセラー®は通信講座を受講することで取得できる資格です。

数ヵ月で取得できるように、必要な知識を身につけられるカリキュラムが用意されているため時間がない場合でも効率的に勉強を進められるでしょう。

東京未来大学では、通学・通信教育課程の両方で資格取得を目指せるカリキュラムを用意しているため、「子育てをしながら」「働きながら」といった状況でもオンラインで心理学が学習可能です。

「通信教育課程で学ぶメリット」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

心理学に関連する資格選びに失敗しないコツ

資格を取得するためには勉強時間や費用を多く費やすため、資格取得をゴールとしないようにしましょう。

資格をやみくもに取得するのではなく、取得する目的や将来性、就職先など様々な観点から慎重に選ぶことが重要です。

ここでは、以下の資格選びに失敗しない3つのコツを解説します。

①:国家資格と民間資格の違いを理解する

心理学に関連する資格には国家資格と民間資格があります。

公認心理師などの国家資格は特定の職業に従事するために必要とされるケースが多いです。

一方で民間資格は専門性の証明やスキルアップを目的として取得するケースが多いです。

そのため、民間資格よりも国家資格の方が就職や転職でより有利にはたらく可能性があるでしょう。

②:目的や希望進路に応じた資格を選ぶ

自身のキャリア目標や興味関心に基づいて資格を選ぶことも大切です。

たとえば、医療・福祉分野で活躍したい場合は公認心理師や精神保健福祉士など、活躍したい分野によって取得すべき資格は異なります。

将来の希望進路とおすすめの資格を以下の表にまとめました。

将来の希望進路おすすめの資格
医療・福祉関係・公認心理師
・精神保健福祉士
・社会福祉士
学校関係・臨床心理士
・学校心理士
企業やビジネス関係・メンタルケアカウンセラー®
・認定心理士

③:受験資格があるかどうかをチェックする

学位や実務経験などの受験資格がなければ取得できない資格もあるため注意しましょう。

たとえば、「指定大学院を修了する」「臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了する」などの受験条件があります。

受験条件をチェックしておかなければ、受験条件を満たせず、資格を取得できないといったケースにつながってしまいます。

取得したい資格が明確に決まっている場合は、受験条件を満たせる進路を選びましょう。

自分のキャリアに合った心理学の資格を見つけよう

本記事では、心理学に関連する資格選びに失敗しないコツやおすすめの資格、資格を取得する方法について解説しました。

資格を選ぶときには、資格取得の目的を明確にし、慎重に判断しましょう。

東京未来大学では、国家資格の公認心理師をはじめとする、心理学に関連する資格取得を目指すカリキュラムが整っています。

通学だけでなく、社会に出てから強い目的意識を持って学ぶことのできる社会人に向けた通信教育課程も増えています。

公認心理師などの資格を取得し、医療・福祉現場や学校などで活躍したいと考えている方は、以下のボタンより東京未来大学のHPをご覧ください。

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