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衣服へのトキメキと気候変動問題との関連

投稿日:2022年03月16日

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タイトルを見て「衣服へのトキメキ」と「気候変動問題」との間にどんな関係があるのだろうと思った方も多いと思います。

みなさんはファッションに興味はありますか?

欲しいと思った衣服を見つけたとき,どんな感情になるでしょうか。

心理学では,装いが心理的効用に与える影響は大きいと言われています。

衣服へのトキメキはメンタルヘルスの維持・向上に欠かせないとても大切なものです。

好きな服を着たり,好きなものを身につけたりしていると,うれしい気持ちになりますよね。

逆にイマイチな服装で出かけてしまったりすると,人に会いたくなくなったり気持ちが沈むこともあると思います。

すなわち衣服や容姿にこだわりのある人にとって,おしゃれをしたり好きな衣服を購入したりすることはメンタルヘルスを良い状態に保つための欠かせない手段です。

けれども,それを続けているとお財布も寂しくなるし,環境にも大きな影響をもたらします。

ちょっと耳の痛い話ですが,日本では年間100万トンの衣類が廃棄されています。

それらのほとんどが再利用されず,焼却処分されているそうです。

特にポリエステルを原料とした衣料品は再利用が難しく,ゴミになることが多いのです。

このことが環境に与える影響はとても大きいです。

けれども,もし私たちが欲しいと思ったものを古着や中古品で見つけたらどうでしょうか。

探してみると結構あるのです。

そうすると,お財布にも環境にも優しくなりますよね。

一石二鳥です。

誰かがいらなくなったものを誰かが使うというのは,お互いにとってもWin-Winですし,とってもエコですよね。

いいな!これほしいな!と思ったらまずは一度「古着」で探してみましょう。

こども心理学部

大村 美菜子

大村 美菜子
(OMURA Minako)

プロフィール
専門:臨床心理学
略歴:立正大学大学院心理学研究科博士後期課程修了。
北里大学や東京成徳大学等の非常勤講師、目白大学心理学部助教を経て、現職。

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