
皆さんは、心理テストをすることはありますか?
世の中にはさまざまな心理テストがあります。インターネットで検索をすれば、たくさんの心理テストが紹介されていますし、雑誌などでも、さまざまな心理テストを目にすることがあるかと思います。
最近、よく耳にするようになったのが、MBTI性格診断(厳密に言うとインターネットで無料で診断できるのは16Personalities性格診断テスト。MBTIとは別物です)。
若い人たちの間で大変人気がありますね。大学でも、「私は〇〇型だったよ」とか、「あなたは何型?」など、血液型を聞くように、お互いに教え合ったりしているのを聞きます。先日は、小学校高学年の女の子たちがMBTI診断について話題にしているのを聞いて、すごい人気だなーと驚かされました。
ところで、どうしてこのような性格診断テストは人気なのでしょうか?
先ほどの大学生の例のように、お互いが何型だったかを教え合うことは、まだあまり知らない人同士であれば、お互いを知ることができたと感じられたり、自分のことを話すきっかけになったり、コミュニケーションのツールとして使うことができますね。テストの結果についてお互いに共通認識があれば、それをもとに盛り上がることもできるでしょう。
また、「自分のことを知りたいから心理テストをする」ということが動機としてやはり大きいのかなと思います。用意されているいくつかの質問に答えることによって、自分の性格傾向が分かる、というのは、自分の知らない側面を知ることができるような、ドキドキした気持ちにもなるでしょう。ただし、あまりにも短く簡略化したものは、テストの結果などを見ると、やや飛躍した内容であることもありますので、テストの結果は1つのきっかけ程度に、楽しんでいただけると良いのかと思います。
いずれにせよ、心理テストで自分のことを知ることに興味がある、好きだ、という人は、心理学を学ぶことに向いているかもしれません。心理学を学ぶためには、自分の心理的傾向を考えたり、内面の理解をすることが求められます。自分の心理を知りたいという気持ちは、心理学を学ぶ最初のきっかけに重要です。
本学でも、心理テストを専門的に学ぶ授業があります。心理テストは本来、カウンセリングなどの心理支援の場面で用いられるものです。性格傾向だけでなく、知的側面や発達の具合なども評価し、支援を必要とする人の状況を総合的に判断し、適切な治療や援助につなげていきます。心理テストを支援に活用できるようになるためには、そのテストの成り立ちを理解したり、テストの背景にある心の捉え方について学んだりすることも大事です。より適切な結果の読み取り方を学ぶことで、心理テストは、あなたの自己理解を深める良い機会になるかと思います。(そしてもちろん、専門家(=カウンセラー)になるために、心理テストを正しく読み取るスキルを身につけることは重要です。)
心理テストが好き、という皆さん、心理学にもぜひ興味を持ってみてくださいね!

