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かふぇ こみゅ~ん ーTokyo Mirai Blend と「未来茶」ー 

投稿日:2024年11月21日

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今年もMIRAI FES. でゼミ出展<かふぇ こみゅ~ん>を行いました。「こみゅ~ん」とはフランス語で(小さな)共同体のこと。研究室の「看板」にコミュニティデザインを掲げているので、寄せた名前にしてくれたのだと思います。

学生が描きあげたメニュー表・告知媒体

ゼミ出展については、我がゼミの学生諸君の奮闘に敬意を表するとともに、「完売御礼」に導いていただいた地元企業の皆さま、お買い上げいただいた来場者、教職員の皆さまにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

出展のテーマは決まっています。

これまでのゼミの活動の成果を基礎に、

①地域企業の皆さんと新たな価値創造のために協働しながら(コミュニティデザイン)、
②商品を開発して(プロダクトデザイン)、
③指定された教室において「店舗」をつくり(店舗デザイン)、
④地元企業の皆さんにはかりながら価格を決め、
⑤広告宣伝を含めてどう売るかを考えて学祭当日にみんなでプロモーション、

といった流れです。鉄の規律で!というよりは、ゆるやかなつながりで。

私はといえば、時々アドバイスすることはありますが、学生がほとんど独力でやり遂げます。ゼミの売名のための教員の叱咤激励とかもありません。

独力でやり遂げている割には、最近、経営学で近年流行りのデザイン志向を重視しながら、マーケティングミックス4P(product/price/promotion/place)を実践しちゃっている感がありますね、チャネル戦略は弱い感じですが学祭の中心C棟・中庭から離れすぎているB棟3階でどう売るかは考え込んでいましたね。。

商品ディスプレイ

さて、ながらくご愛顧いただいてきた喜田家さんの「密どら」。今年、学生は仕入れを少なく見積もりました。昨年度の販売状況を分析し、今年はコロナ禍の頃よりも「密」という言葉にあまり風が吹いていないことを敏感に覚ったのかもしれません。
同じく喜田家のプリンセスマロンは未来大の学生が今の味の基本形を作ったんですよ!こちらも売れていました。両者とも美味しさは変わりません。来年、ゼミ出展をするとしたら、学生はどのような販売戦略を描くのでしょうか。

そして、Tama Coffee Roasterさんの<Tokyo Mirai Blend>。これは美味しかった。イートインで飲ませてもらいましたが、Tamaさんに淹れていただいたり、長いスタバ・バイト歴を誇るゼミ生に淹れてもらったり、はたまたTamaさんに直伝を受けた学生に淹れてもらったり、足繁く通って3杯も注文したのですが、そのお湯、研究室から持って行ったケトルで沸かしているよね。研究室にケトルがなくてコーヒーを飲めないからここにきているのに、お金を払って飲むのはいったいどういうことだろうかと、でも問いかける気にもなれず。
完売しました。

最後は、茶匠おくむら園さんに学生が通い詰めて創りあげた「未来茶」。ゆずの香りが芳しかったですね。
昨年のパッケージデザインの反省を見事に活かして完売。おくむら園さんとは<日本茶アワード2024>の審査校としても協働していて、つい先日、学生に審査をさせていただく機会を得ました。

日本茶アワード2024の受賞商品選定のために審査に臨む学生 
並んでいるのはペットボトルのお茶のサンプル

多くの地域主体の皆さまのおかげで、机上の学びを実際に駆動させていただくチャンスをいただき、学生はそれをこなしながら自らのキャリア開拓を見据えています。

「実験室としての都市」とは都市社会学の大家R.E.パークの言葉ですが、足立区は学生に実験室を数多く用意してくれています。協働・協創の理念を区の自治基本条例に据えた足立区にある東京未来大学ではこんな学びができるよ、という紹介を兼ねて。

モチベーション行動科学部

森下 一成

森下 一成
(MORISHITA Kazunari)

プロフィール
専門:都市・地域計画、地域連携、キャリア教育
略歴:早稲田大学大学院政治学研究科修士課程 修了
早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻(建築)修士課程 修了
琉球大学大学院理工学研究科総合知能工学(環境情報工学講座)博士後期課程 修了
文京学院大学、群馬県立女子大学、上武大学を経て現職。
専門社会調査士  キャリアカウンセラー(GCDF-Japan)

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