モチベーション行動科学部
モチベーション行動科学科

モチベーション行動科学部への招待

第12回 モチベーション研究の広がり

ここまで、少し長くなりましたが、目標とモチベーションとの結びつきについて見てきました。モチベーションは目標のあるところに生まれること、達成したいと強く思えるような魅力のある目標をもつことが、強いモチベーションを生み出すことを、理解してもらえたでしょうか。

コラムの第1回から取り上げてきたトピックスは、モチベーション研究という広大な銀河の中のほんのいくつかの星にすぎません。モチベーション研究の銀河はいまもまだ発展し、多くの領域に広がりつつあります。モチベーションは、決して精神力の世界や単なることばの世界に浮かんでいるものではなく、サイエンスの世界において探究が可能な、科学的研究対象なのです。

たとえば、このコラムでは取り上げることはできませんでしたが、心理学の世界では、達成モチベーション理論、内発的モチベーション理論、期待理論、動機づけ-衛生要因理論など、さまざまな理論が提唱され、検証がなされています。検証の場も、教育・学習、スポーツ、仕事場面など、多岐にわたっています。

モチベーションはまた、リーダーシップとも深い関係をもっています。周囲の人をどうやって元気づけ、集団・組織の目標を達成していくかはリーダーの最も重要な役割です。この役割を果たしていく上でも、モチベーションについての正しい知識と理解は欠かせません。リーダーシップとモチベーションは表裏一体、ワンセットで理解していくものといえます。

モチベーション研究は、心理学の世界だけではなく、経営学や経済学、教育学、生理学、工学など、分野をまたいで研究の輪が広がっています。また、社会からの実践的な関心も急速に高まっています。こうした流れの中で、東京未来大学は、モチベーションを科学的に探究し、その知識を深めて実践に役立てていくことを目的に、新たにモチベーション行動科学部を開設しました。経営領域、教育領域、心理・コミュニケーション領域を、学びの3つの柱に据え、モチベーションはこの3つの柱をつなぐ芯(コア)の役割を担っています。つまり、モチベーションをキーに、この3つの領域を複合的に学ぶことができるのです。

では、それぞれの領域でどのようなテーマがあり、どのような学びができるのでしょうか。次回からは、モチベーション行動科学部の教員がリレー形式で、それぞれの専門分野の内容を絡めながら、モチベーションへのアプローチを語っていきます。「モチベーション行動科学部でこんな勉強ができるんだ!」という期待が、皆さんの中できっと強まることと思います。

というわけで、私の担当は今回をもって終了します。毎回読んで下さった皆さん、ありがとうございます。この続きを学びたい人は、ぜひモチベーション行動科学部へ!

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