こども心理学部
こども心理学科

学部長メッセージ

我が国の将来を託す“こども”の“こころ”の専門家として

こども心理学部 学部長 出口 保行
こども心理学部 学部長
出口 保行

子どもは、我が国の宝です。
少子高齢化が進んでいる現在、将来の担い手である子どもに対する期待が非常に大きくなっており、大きな「人材「(人財)」としてとらえられています。
そうした子どもの健やかなこころの発達を祈り、促すために私たちは何を学べばいいのでしょうか?
子どもを取り巻く状況はめまぐるしく変化しています。それは単に環境ばかりではなく、家庭、学校、地域社会及びそれら取り巻く文化との相互関係などすべてが大きく変化しています。
こうした多様な変化に対応するため、私たちは単に知識や技術を習得するにとどまらず、人間性を高めるようにしていかなければなりません。
子どものこころの健やかな成長のために私たちがなすべきことは何か、それはこども心理学部で学ぶすべての科目に共通した課題です。

こどもの心理を多面的にとらえる「科学者―実践家モデル」

こどもの心理をとらえる方法。たとえば発達心理学、臨床心理学、教育心理学などの領域において、実践的な心理を学び、実社会で役立つ子ども心理学の知識と技能を身につけます。また、健全な発達を遂げた事例ばかりに注目するのではなく、不幸にして非行や犯罪などに陥ってしまった人の心理を分析することによって、失敗事例からも多くのことを学ぶことが重要です。
また、子どもと環境との関わり、すなわち、家庭、地域社会、及び日本の文化を含めた多様な文化をとの関わりについて理解を深めることも忘れてはなりません。
こうした学びを私たちは「科学者―実践家モデル」と呼んでいます。心理学という科学を理論的に理解するのみならず、それを実践であるボランティアや実習を通して体験し、再び理論に戻るという輻輳的な学びを展開していきます。

こども心理学部の教育目的

単に知識や技能を習得するにとどまらず、人間性を高める教育を展開し、真に社会に役立つ人材(人財)を養成します。
そのために、心理専攻では、
  • 1. 心理学の基礎的概念を習得する
  • 2. 子どもたちの健全な成長・発達・学びを促すための理論的理解と実践力を養い、「高度な専門的知識と技能を持つ人材を育成する
ことを目的としています。 また、こども保育・教育専攻では、
  • 1. 子ども理解に根ざした「高度な専門的知識と技能」とともに「豊かな心」を持ち合わせた人材を育成する
  • 2. 授業及び実習を通して理論的理解と実践力を併せ持った保育者・教育者を養成する
ことを目的としています。

実践の場を地域に求めて

「科学者―実践家モデル」を実際のものとするために多くの実践の場が準備されています。
特に地元である足立区との連携は非常に強固で、様々な場面で学生が活躍しています。保育園・幼稚園・小学校などにおけるボランティアや不登校や発達障害児のケアなど、実践の場を多く持つことによって、理論的理解が一層深まります。
また、未来祭などを通しての地域との触れ合いもとても大きな役割を果たしています。
小さな大学ですが、可能性は無限大。自分がやりたいと思うことを見つけ、志を高くして実践の場に飛び込んでください。

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